今年もハマユウの花が咲きました。肥料もやらず、水だけやっているだけなのにとてもたくましいです。
こちらでも何度か紹介していますが、この植物は二十年ほど前に神津島の民宿でいただいたものです。私の友人ふたりも持ち帰っていましたが、育て続けているのはおそらく私だけなのではないでしょうか。
現代人にとって植物を長く育てるのは根気がいりますし、さまざまな事情で育てられなくなる場合もあります。このハマユウは元々丈夫な植物ですし、屋内で育てていたので虫の影響もほとんどありません。
花が咲いたのは三年ほど前で、それからは毎年咲いています。それまではずっと葉が生えては枯れ、身体を少しずつ大きくするだけでした。眺めていても面白味がなく、途中で育てるのをあきらめる人もいたでしょう。
私も花が咲くとはまったく思っておらず、種類もわからなかったため、特に期待せず水をあげるだけでした。花が咲いてようやくハマユウだということが判明し、長年連れ添った友人の真実を知ってただただ驚くばかりでした。
ヒガンバナの仲間であり、その姿は女優の名なるほど繊細で美しいです。これまでの年月と同じだけ一緒にいたとしたら、私は七十代になります。その頃も現在のようにお互い元気でいたいなと思います。
