家の梅の木

雪が降ったと思ったら春の陽気になるなど、相変わらずお天道様は目まぐるしいですね。着るものを調整して体調を崩さないようにしないといけません。

梅の花もずいぶん開いて、公園や軒先で美しい姿を見せてくれます。家の梅の木は日当たりも悪くあまり花を付けないのですが、今年は一月初旬から咲き始め、満開となりました。

昨年はあまり剪定をしていなかったからなのか、理由は判然としません。非科学的ではありますが、母がこの世を去ったことと関係あるのではないかと思ってしまいます。

母は庭の植木の世話をこまめにしていましたが、歳をとるにつれてあまり行わなくなりました。水やりは大変だったのでホースリールを導入しましたが、暑い日や寒い日は外に出るのも大変だったと思います。晩年はほとんど世話をできなくなっていたので、私の勧めもあってある程度の数を整理しました。

母がいなくなった現在、私も毎日草木の面倒をみるのは難しいので、さらに整理しようと思っています。以前、祖母が死去した際に母が庭の砂利敷をコンクリートに変えてしまいました。当時は情緒がなくなってもったいないと思ったものですが、実際自分にお鉢が回ると母の気持ちがよくわかります。

世代が変わると、まわりもそれに合わせて変化していきます。梅の木はどれだけこの世に残るかわかりませんが、私が生きているうちは大切に育てていきたいなと思います。