世間ではお盆があり、しばらく通勤も快適です。暑さは最高潮に達していますが、お休み中の事故や病気にはお気をつけください。
私は例年通り、今年もお盆は休みを取りません。東京生まれなので帰省先もありませんし、お盆休みのある会社に勤めたこともありません。いつものように猫の世話をし、撫でたりして束の間の休息を楽しみます。
家には三匹の猫がいますが、血が繋がっているにも関わらず性格が異なっていて面白いです。
二匹の雄の母親は姉妹です。つまり、従兄弟同士です。雌は彼らの母の姉妹、つまり叔母となります。柄は面積の違いはあれど、すべて茶虎となっています。
一匹の雄はいたずらが好きで、よく箪笥の上にある物を落とします。ほかの猫にちょっかいを出して怒られても動じず、疎まれています。人の膝に乗るのが大好きで、どかしてもしぶとく寄ってきます。そのわりに知らない人が来ると奥に逃げる臆病なところがあります。
もう一匹の雄はのんびり屋ですが、ちょっと音がするだけで逃げてしまう臆病者です。それでも知らない人には興味を示し、遠くからじっと観察しています。気がつくとじりじりと距離を詰めてくるのが面白く、可愛らしいです。性格は穏やかなのでほかの猫たちに慕われていますが、最近はもう一匹の雄がしつこいのであまりよく思っていないようです。
雌はいちばん臆病で、人が来ると奥に逃げてしまいます。私も警戒されていましたが、最近は抱き上げても平気なくらい慣れました。反面、非常に好奇心が強く、普段は入れない部屋のドアが開いていると忍び足で近づいてきます。また、非常に無邪気で、紐などで遊んでやるときは最後まで飽きずにじゃれています。
過去に私は同時に十匹以上の猫と暮らしたこともあり、それぞれが異なる性格だと常々感じてきました。可愛いだけではなく、人間と同じく個体によって性格が異なり、簡単には表現できない多面的な性格であるからこそ、家族のように思えるのかもしれません。