誰かにとっての不便と便利

あと一日で八月が終わります。日本を縦断する台風10号は強い勢力を保っていますが、被害が少ないことを祈ります。

渋谷

最近は渋谷に訪れることが多いのですが、現在も再開発が進んでいてめまぐるしく景色が変わっています。桜丘エリアにはSakura Stageが完成し、渋谷駅の新南改札はすこし北に移設されました。

駅の西側と東側の行き来がしやすくなり、隣接の商業施設にアクセスしやすくなりました。煌びやかなお店がたくさんオープンし、以前より活気が増したと思います。

一方、私にとってはすこし不便になりました。目的地の並木橋方面に行くまでには改札を出てから一旦線路の西側にあるSakura Stageを歩き、以前の新南改札の建物から東側に抜けます。東側にある渋谷ストリームから向かってもいいのですが、人も多く道路を渡るため使いにくいです。

Sakura Stageには広場やオブジェがあるおしゃれな空間が広がっていますが、中途半端な階段があったり、通路の屋根がガラス張りで酷暑の時期はこたえます。

老朽化した施設は危険であり、新しくするのは当然です。また、利益を生む土地の資産活用も理解できます。ただし、これからさらに高齢化社会に突入していくため、歩きにくい設計をするのはいかがなものかと考えてしまいます。

私にとってはホームを直進できる以前の改札のほうが使いやすいですのですが、誰かにとっては使いにくいと感じるものです。社会にとって、これから歳をとっていく私の優先度は低いと思われるので、文句を言いながらのんびりと受け入れていこうと思っています。

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