お箸の向きと生活習慣

人や家庭によって習慣は異なるものですが、その違いを目の当たりにするとちょっと面白いなと思います。

東京都豊島区雑司が谷

自分が生まれ育った家庭では、何の疑いもなくその生活習慣に従うものです。先日、食器洗いをしているときにふと思い出しました。

皆さんは箸を洗って水切りかごに差す場合、上下どちらの向きにしているでしょうか。私の家庭では口に触れるほうを上にして手で握るほうを下にしますが、パートナーはその逆です。

インターネットで調べてみると、口に触れるほうを上にする人が多いようですが、とくに正解はないようです。

口に触れるほうを上にする人の主張は、かごの底が不衛生に思えるから、口に触れる側が乾きやすく衛生的、先端が傷つきにくい、などです。

手で握るほうを上にする人の主張は、口に触れる部分を掴まないため衛生的、口に触れる部分に埃が付かない、取り出しやすく折れる心配が少ない、などです。なお、料理店では差し込みやすく、口にする部分に他人の手が触れない後者のケースがほとんどです。

私は合理的な理由を考えもせず、育った家庭の習慣で無意識に差し込んでいました。したがって、特にこだわりはなく、それぞれの家のやり方で差し込むようにしています。本当にどうでもよいことですが、着目してみると面白いものです。ドラマや映画を観て上下どちらにしているのか観察してみるのもよいかもしれません。

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