ベランダから庭へ引っ越したメダカたちはとくに問題なく、元気に過ごしています。飼い始めたのは2016年頃なので、もうすこしで十年の付き合いになります。
最初にやってきたのは四、五匹くらいで、次第に数を増やしていきました。最初に卵や針子と呼ばれる稚魚を見つけたときの感動を今もよく覚えています。
あるとき、手に入れた覚えのない黒いメダカが泳いでいて驚いたことがあります。おそらくは新たに購入した水生植物に卵が付いていたのでしょう。前からいたヒメダカと交配し、その後も代を重ねています。
最近は水鉢を増やさないために繁殖を控えていましたが、六匹ほどになったので再開しようと思っていました。しかしながら、庭への引っ越しでばたばたしていたので、ホテイアオイを手に入れることなく夏が過ぎてしまいました。
そんなある日、餌を与えるため水面を覗き込んでみると稚魚が泳いでいたのです。早速休日に別の鉢に移しましたが、さらに小さな稚魚を発見したのです。
現在では小さなメダカ二匹とミナミヌマエビ数匹を別の水鉢で飼育しています。生まれてしばらく親メダカに食べられないように逃げ回っていたかと思うと、とても愛着がわきます。
大きいほうは黒い体色になりそうですが、小さなほうはまだ色が判別できません。成長したら親と見分けがつかなくなりそうですが、暖かいうちにすこしでも大きく育って、なんとか冬を越してもらいたいです。