画像についての悩みごと

何年か続けているグルメ系のサイトは比較的多くのユーザーが訪問しています。有名な街歩きのメディアやYahoo!ニュースなどにも記事が転載され、注目を集めることもしばしばです。

東京都葛飾区立石:立石仲見世商店街

また、ひとつの記事に何枚も写真を載せるので、特定の料理について検索すると、私が撮影した写真ばかりが表示されることがあります。

このような状況になると問題も増えてきます。最も頭を悩ませるのは、私の写真を勝手にSNSに投稿されることです。

きちんと引用元を記載していただければ使用を許可しているのですが、あたかも自分が撮影したかのように振る舞う人もいます。著作権はすべての著作物に適用されるものであり、私のグルメサイトにも「サイト利用条件」に明確に記載しています。

「ネットの拾い物」と言って軽い気持ちで使用する人が大半ですが、拾ったのではなく「盗んだ」ことと同じなのです。私のように仕事で知的財産権に触れる機会のない人々にとっては、盗用しているという意識がないのだと思います。

Google Mapsなどのユーザーレビューにも画像を無断使用されることがあります。写真はお金がかかっていないように見えますが、撮影機材や交通費などの費用がかかります。Googleに削除依頼を出しても反応が悪いので、常にもやもやしています。

ネットを巡回するクローリングや画像検索など、無断使用を発見する技術は確立されていますが、費用がかさむため個人で利用するには限界があります。ウォーターマーク(透かし)の処理も有効ですが、美観を損なうため適用したくありません。

倫理観に頼りたいところですが、私たち人類には一生無理でしょう。現在は気が付いた範囲で対処していますが、このもやもやはずっと続きます。

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