師走は忙しく感じるものですが、たしかにやることが多いような気がします。あっという間に年を越してしまいそうですね。
今年から親戚にお中元とお歳暮を贈るようになりました。母の葬儀や納骨に立ち会ってくれ、香典のお返しは不要と言ってくれた方々に、感謝の気持ちを伝えられたらと思って始めました。
母と仲のよかった人々なので、皆さんそれなりにお年を召しています。私が小さな頃から知っているので、ひさしぶりに顔をあわせたときにずいぶん時が経ったのだなと感じました。
納骨が終われば、この先ずっと交流する機会はありません。母の生前でも私から連絡することがなかったので「次に会うのは本人のお葬式」という事態にもなりかねません。
当初お中元を贈ったのは香典返しの代わりではありましたが、贈ることで言葉を交わせるきっかけとなることがわかり、継続していこうと思っています。
母は電話で挨拶をしていましたが、私は仕事で電話をとることができないので、皆ショートメッセージを送ってくれます。全員がスマートフォンを操作するのは苦手だと言っていたにもかかわらず、頑張ってメッセージを送ってくれます。また、私は日中ほとんど留守にしているので、お返しも不要だとお願いしています。世代的にお返しをしないのは気持ち悪いと思いますが、配慮してくれて本当に感謝しています。
年賀状でさえも面倒で三十年近く前に出すのをやめてしまった人間ですが、あらためて盆歳暮はよい文化だと思いました。あと何年続けられるかわかりませんが、絆は絶やさずにいたいと思います。