あとすこしで2024年も終わりですね。私は人生で大きな出来事がありましたが、それでも穏やかに過ごせたように思います。
新年を迎えてすぐの一月四日に母が緊急入院し、あれこれと手続きや用意をしつつ様子をみていました。年齢的に入院が長くなると足腰が弱るので、退院後に備えて介護の準備に取り掛かった矢先に母が他界しました。退院したら家で看取ってやりたいと思っていたのですこし後悔が残ります。
役所への届出や葬儀であわただしく、そのうえ知らないことばかりで難儀しました。母の遺骨を抱えて、ひとり玄関にたどり着いたときにやっと心から弔うことができると安堵したのを思い出します。
納骨も準備がいろいろとありましたが、ひとつずつ終える解放感がありました。パートナーや親戚の心遣いもあらためて感じ、ひとりではないと心強く思いました。
その後もいろいろな手続きがありましたが、幸い仕事とうまく折り合いがついたのでそれほど大変ではありませんでした。残された猫たちの世話も面倒ではありますが、励まされることのほうが多いです。
来年の抱負はとくになく、平凡な一年であることを願います。自分のペースを取り戻し、なにもない日は今年叶わなかった母をゆっくりと思う時間をつくりたいと思います。