日本野鳥の会

野鳥好きが嵩(こう)じて、先日ついにというか、やっというか、日本野鳥の会の会員となりました。ささやかでも寄付したお金が、野鳥や自然の保護に繋がればと思います。

日本野鳥の会

昨年から始めた野鳥探索。鳥に関して他の生き物と同程度にそこそこ興味を持っていましたが、スズメやツバメなどの身近な野鳥を垣間見ているうちに、いつしか彼らに大きく心惹かれるようになっていました。

彼らを追うごとに、様々な生態を目の当たりにし、週末など時間のあるときには足繁く公園や野山に赴くことになりました。

何も考えずにぼうっと歩いていると全く気が付きませんでしたが、野鳥たちは私たちのすぐ近くで様々な表情を見せてくれています。先日も椿山荘の脇を流れる神田川に、小さく光るカワセミを発見したり、親と同じ大きさにもかかわらず餌をねだるスズメの幼鳥が鳴いている場面に出くわしたりと、私の観察眼を大きく発達させてくれています。

日本野鳥の会個人特別会員ピンバッジ(左)

また、野鳥を取り巻く自然の変容にも敏感になりました。季節によって変わる草花や天候のディティールをより細かな視点で捉えることができるようになりました。海外でも野鳥に出会うことで出張の緊張した気持ちを和らげてくれたり、出勤時にさえずりを聞きながらウキウキと歩みを進めさせてくれるようになりました。この一年で野鳥たちから受けた恩恵は一生ものの価値があると思います。ですから、今度は私が彼らにお返しをする番です。

日本野鳥の会では様々な会員と寄付の制度を設けています。地域に根ざした支部会員制度や、特定の野鳥や危機に向けた寄付金など、自分に関心に沿ったものが選べます。会報や野鳥ハンドブックなどの特典も届き、野鳥の専門的な知識を得ることもできます。私は数ある中から個人特別会員と東京支部会員に入会しました。

早速Facebookで「日本野鳥の会の会員になった」と投稿したら、知人たちに「紅白歌合戦でカウントできるね」というコメントを多くもらいました。やはり野鳥に馴染みのない人たちには紅白の印象が強いのだなあと改めて感じました。

日本野鳥の会個人特別会員ピンバッジ(左)

おそらく入会しても、野鳥との付き合いは今までとさほど変わらないと思いますが、納めた会費が少しでも野鳥や自然のためになれば嬉しいなと思っています。

公益財団法人日本野鳥の会ウェブサイト

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