2013年を振り返って

今年もあと1日を残すのみとなりました。
振り返ると、私にとってとても有意義な年でありました。

2013

最も印象深い出来事は、電子書籍で本格的に作品を発表したことです。
春頃から執筆を始めた「センチメンタル(短編集)」は、11月16日に正式販売されました。
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そしてその4日後に始めた「パルテノペ」のキャンペーンでは多くの読者に作品を手にしていただき、Amazonの無料総合ランキングでは4位を獲得することができました。
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その後も各作品とも多くの方に購入していただいております。

Twitter、Facebook、そしてこのブログも始まり、個人作家の皆さんや読者の方たちと交流することができました。「本を読んだよ」と声を掛けていただき、感想と暖かい声援をいただきました。

そして執筆の際も、様々な方たちからご協力いただきました。
毎回作品が書きあがるたびに確認してくれ、展開についても相談に乗っていただいた方や、美しい表紙を描いてくれたマルヤマルミさん、来年計画している「センチメンタル」の楽曲制作を依頼している作曲家の方、出版前に作品を読んでくれた友人たち、本当に感謝をしています。

さらに作品の取材に付き合ってくださった方や、取材先の東京や山口の室積、秋田の大館などで交流させていただいた方たちにも感謝を申し上げます。

そして皆さんと語り合うとき、自身の人生の大切な思いを私に分け与えてくれました。その思いを作品に昇華させていくことが、皆さんへの一番の感謝のしるしになると思っています。

こうして人と関わり、心に触れ、作品としてかたちになることは、私の人生にとって貴重な宝物です。
日本や世界に目を向けると、必ずしも幸せな年ではなかったといえます。自分自身や周りの人々を信じられなくなり、不安定な状況が続いていると思います。政治的な問題は大きな関心事ですが、私は大局的なこと以外にも、一個人との接点に立ち返り、小さなところから見つめ直すことが大事だと思いました。今年発表した作品たちは狭い世界での出来事を描いていますが、そのような意味も込めています。

まだまだ人間としても表現者としても未熟ではありますが、来年も暖かく見守っていてください。
今年は本当に有難うございました! そして皆さん、良いお年を!

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