先週の週末、雑司が谷の大鳥神社で例大祭が執り行われました。池袋のあずま通りの町会などでも神輿が担がれ、秋の到来を感じました。
昨年は中止していましたが、今年は無事開催されました。ただし、池袋東口の駅前から神社を練り歩く神輿連合渡御は中止となっています。
境内には数多くの露店が立ち並び、地元の人々が集まっていました。老若男女、とりわけ子どもたちが多く、縁日を楽しみにしていたことがわかります。
例年同じお店が同じ配置で営業を行なっています。焼きイカのお店から生姜と醤油が焼かれる香りが漂ってきて、空腹でなくてもお腹が空いてきます。
境内はそれほど大きくはないのですが、綿菓子やたこ焼き、焼きそば、お好み焼き、焼き鳥など、どれにしようか迷うほど種類があります。なかには四、五種類の食べ物を購入する人もいました。
一昨年の例大祭では自粛していた野外席も復活していました。いつものお店でたこ焼きを買い、冷たい生ビールとともに味わいます。たこ焼きは私やパートナーが好きな店主のものではありませんが、とても美味しかったです。以前のものは中身が火傷するほどとろとろでクリーミーでした。
お昼過ぎに参拝を済ませて縁日を楽しんだあと、夜になってもう一度訪れました。昼間よりも賑わっていており、まさに夏や秋の風物詩といった光景でした。
スーパーボールや水風船すくいなど、幼少期に遊んだお店はいまだに営業をしています。こういったものが現代の子どもたちにも受け入れられているというのはすごいものですね。
縁日の雰囲気にほだされて、パートナーは水風船と射的にチャレンジしていました。私も射的に参戦しましたが、ラムネとキティちゃんの貯金箱を当てることができました。普段なら絶対に購入しないものですが、こういうものも思い出の品になりますね。
願わくば、来年、再来年と地域の人々が集う場が守られることを祈ります。さらに、今年訪れた子どもたちが大人になっても、変わらずに素敵な雑司が谷であってほしいなと思います。