少し前になりますが、久しぶりに柴又に訪れました。コロナ禍前よりも観光客は少なかったですが、お店は元気に営業していました。
まずは帝釈天の参道を入った先にある天ぷら屋の大和家で食事をしました。こちらは明治18年から135年続く老舗で、柴又を代表するお店のひとつです。
店前で揚げるごま油のの匂いにつられて人々が行列をつくります。私たちはお昼前に入ったので列に並ぶことなく席に着くことができました。
私は名物の天丼を頼み、パートナーはご飯のついた天ぷらを頼みました。瓶ビールでゆっくり天ぷらが揚がるのを待ちます。訪れた日は天気がよく、金町から歩いたため冷たいビールがいっそう美味しく感じられました。
座敷でくつろぎながら昭和の雰囲気を残す店内を眺めていると、料理が運ばれてきました。天丼は並と上の二種類ありますが、夕食のことを考えて並を選びました。甘辛くてコクのあるたれがしっかりかかっていますが、衣はからっとしています。海老やキス、ししとうはふんわりとしていて非常に美味でした。
パートナーが頼んだ天ぷらもからりと揚がっています。さくさくとした食感が素晴らしいと絶賛していました。庶民的な雰囲気かつ良心的な値段ながら、さすが老舗と思える絶品の天ぷらでした。
その後、参道と帝釈天をぶらぶらと歩きました。柴又は何度も来ているので、ほかの場所には寄らずに帰路につきました。近場にありながら、観光気分が楽しめるのは嬉しいところです。最近は柴又駅前が再開発するなど変化はありますが、のんびりとした雰囲気は残っていてほしいなと思います。