11月29日、Rosco Motion Orchestraのライブ鑑賞+お手伝いに鎌倉まで足を運びました。これまで何度となく足を運んだ場所でしたが、久しぶりに訪れたので新鮮な気分になりました。
鎌倉市立御成小学校で行われるRosco Motion Orchestraのライブは午後7時からで、準備は5時からでした。天気も良く日曜日でしたので、集合時間より3時間ほど前に到着して散策することにしました。
鎌倉に行くと、まず向かうは由比ヶ浜です。この浜は夏には大にぎわいですが、現在のような季節外れの日に訪れるのもおすすめです。砂浜や水平線にどこかあたたかみがあり、気持ちがやわらぎます。小学生の頃には親に連れられ、若かりし頃は友人たちと遊びに来ました。
のんびりと駅方面へ戻っていると、逗子の地ビール「ヨロッコビール」を発見。前回の逗子ライブのときに使った小道具でもあり、個人的にとても親しみを感じるビールです。鎌倉の雑踏の中にちょこんと健気に佇んでいたので、思わず逗子とこのビールの魅力を周りの人々にアピールしたくなりました。
鶴岡八幡宮まで歩くと、源平池が見えました。この池は親と鎌倉を巡った後に、最後に休憩する場所としてよく利用していました。私が小学生の頃、家では鎌倉の湧き水を定期的に汲んでいました。私もよくついていき、鎌倉の街に親しんだものです。池にはすでにヒドリガモ、マガモ、ハシビロガモなどがこの地で羽を休めていました。
カモに混じってユリカモメが餌の争奪戦に参加していました。あるとき、さっと飛び立つと、群れをなしてくるくると池の上空を回っていました。
そこから駅を挟んで反対の改札口に渡り、ライブ会場の御成小学校に向かいました。私は以前も同じ場所でRosco Motion Orchestraのライブを鑑賞したのですが、それが第一回目のライブだと知って驚きました。そのときも完璧な演奏だったので、初ライブとは思ってもみませんでした。あれから4年が経って、彼らと関わる機会が増えたことに、ときの流れを強く感じさせます。
ライブ会場の隣は体育館になっていて、夕方まで学生たちが練習をしていました。小学校なので当たり前ではありますが、水道の蛇口などが低く設置してあって可愛らしく感じました。
設営などをバタバタとこなし、あっという間にライブの時間となりました。今回は少し照明を落として幻想的なキャンドルライトの中で演奏が行われました。矢萩もえみさんのダンスと相まって、素敵な演出となりました。
これは逗子でも感じたことですが、Rosco Motion Orchestraは、どこかその土地の思い出やそこに住む人々のことを思い起こさせる力があるように思います。彼らの演奏は同じ曲でも、ライブを聴く場所や環境によって異なる雰囲気があり、そしてしっくりくるのです。私も小学生時代に訪れた鎌倉の出来事を思い起こしながら、演奏に聴き入っていました。