二十四節気は清明から、そろそろ穀雨に変わります。朝と夜は寒いですが、本格的に春が進んで夏の気配が漂ってくる勢いですね。
一年の中でもっとも花が咲き乱れる時期となりました。このところ、このコラムでは花の話ばかりですが、溢れんばかりに目に飛び込み、心を奪うほどの美しさなのでしょうがないですね。
天気の良い日は用事もないのに外に出ないともったいない気がしてきます。外に出ると雑草や街路樹の花が咲いていて、いつもカメラで撮影したい衝動に駆られます。
私にはカメラが趣味の知人が多く、彼らも多く花の写真を撮影しています。プロのカメラマンの知人の写真が素晴らしいのはもちろんですが、私よりもずいぶん後にカメラに触れた知人たちの作品のクオリティも高く、驚いてしまいます。
私の写真はかなり大雑把で、あまり作品として撮影しようという気持ちがこもっていません。どちらかというとただ記録するだけの図鑑のような仕上がりものがほとんどです。
これは植物だけでなく、猫や野鳥に関しても同じです。また、作品にしようと気合いを入れて撮影しても、後でフォトレタッチやトリミングをすればいいと思って適当にシャッターを切ります。これまでの仕事の癖でAdobe Photoshopなどのフォトレタッチソフトに頼りきっているのがいけないのでしょうね。
ともあれ、撮影してからこのコラムに掲載し、しばらく経って見返すのは楽しいものです。どのような関わり方でも写真というのは素敵な趣味だと思うので、多くの人たちに慣れ親しんでもらえたらいいなと思っています。