雑司ヶ谷霊園に秋が漂う

暑さも和らいできました。雑司ヶ谷霊園の虫や植物も夏から秋へと移り変わってきています。

東京都豊島区雑司が谷 雑司ヶ谷霊園

この霊園は東京のなかで最も好きな場所のひとつです。おそらく中学生くらいに最初に訪れて、高校生になっても休日にひとりで歩いて散歩したものです。

東京都豊島区雑司が谷 雑司ヶ谷霊園

訪れる頻度は高かったと思いますが、最近に比べれば訪れていなかったかもしれません。大きな道のつくりは把握していましたが、現在はより細かいところまで把握しています。

東京都豊島区雑司が谷 雑司ヶ谷霊園

春は桜が咲いてケヤキの新緑が眩しく、初夏はドクダミがそこかしこで花を咲かせます。そして秋は彼岸花の紅色が美しく、次第に樹々が紅葉します。

東京都豊島区雑司が谷 雑司ヶ谷霊園:彼岸花

野鳥も多く生息し、霊園のまわりでも彼らのさえずりがよく聞こえてきます。これといって珍しい種類はいませんが、カワラヒワやジョウビタキなど、美しい野鳥のいきいきとした姿を眺めることができます。

東京都豊島区雑司が谷 雑司ヶ谷霊園:アカボシゴマダラ

これから年末に向かって、霊園の植物たちは静かに眠りにつきます。機会の許すかぎり訪れて、目や鼻、耳など五感を稼働して自然の息吹を感じたいと思います。しかしながら、霊園沿いにある「江戸一」という鰻屋さんが焼く鰻がよい香りを漂わせるので、そこだけが悩みの種です。

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