Kindleと電子書籍

電子書籍が生まれて、読書を取り巻く環境は変化したように思えます。
どの場所からでも購入でき、重さも考えずに持ち運ぶことができるメリットは計り知れないものです。
さらに私のような個人作家が出版できるのも、Kindleのような電子書籍があったからだといえます。

私は今中国の大連にいますが、昨年は上海、その前は東京だったりと比較的安定しない生活を送っています。中国にも日本の書籍を売っている店はありますが、充実しているというわけではありません。一方、電子書籍であればインターネットで購入でき、すぐに手元の端末で読むことができます。引越や移動が多い場合でも、重たい本を持ち運ぶ必要も無いので便利です。

Kindleアプリが入った端末たち

さらに嬉しい機能が、複数の端末で書籍を共有できるところです。
私は日本用の携帯電話としてiPhone、中国用としてAndroid、タブレットとしてKindle Fire HDを所有しています。全てKindleアプリが入っていて、購入した本をどの端末からも読むことができます。
家ではタブレットで読み、移動時には続きをiPhoneで読む。ブックマークやメモも共有できますし、この便利さを知ってしまうと、従来の読書生活に戻ることができなくなってしまいます。
まだ数が少ないし、紙の書籍のほうが大型書店やAmazonで購入できるから必要ない、という方もいますが、私はそれぞれの良いところを使い分けて読書を楽しんでいます。

数ある端末の中でも私のおすすめは、Kindle Paperwhiteです。
小説原稿の確認のためと、読書体験をさらに高めようと思い購入しました。
スマートフォンよりも画面が大きく、タブレットよりも軽く(本より軽い)、バッテリーの持ち時間が長く(8週間)、値段も手頃で読みやすい。いずれ淘汰されてしまうブックリーダーというカテゴリーではありますが、読むことに特化しているので最も使いやすいです。
私は飛行機での移動が多いのですが、空港でバッテリーの残量を気にすることなく利用できるのが気に入っています。機内でも離発着時だけ紙の本を読み、それ以外はPaperwhiteで読書を楽しんでいます。

Kindle for iPhone

電子書籍を楽しんでみたいけど、端末をわざわざ買うのは億劫だという方には、お手持ちのスマートフォンやタブレットにアプリを入れてみることをおすすめします。
iPhoneを例にして簡単に手順を紹介しましょう。

まずApp StoreでKindleを検索してインストールを行います。
インストールが完了したら、アプリを開いてAmazonのIDで認証を行います。
認証が完了したら、ブラウザでAmazonサイトへ赴き、欲しい書籍を選びます。この際に、認証した端末を選択できるようになっているので、そこに書籍が転送されるように指定します。
これで、終わりです。アプリも無料ですし、無料書籍も充実しているのでお手持ちの端末で使い心地を試してみて、それからブックリーダーの購入を検討してもよいと思います。

因みに私は、夏目漱石永井荷風など文豪の書籍をよく読んでいます。元々、紙の書籍でも昔の作家ばかりを読んでいますし、さらには無料なのです。まだ電子書籍に触れていない方にもぜひ挑戦していただき、自分のお気に入りを見つけてみてください。そこに私の著書も加えていただければ、この上ない喜びです。

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