サンフランシスコの鳥たち

出張中は時間がなかったと言いながら、道行く先で野鳥を見つけては撮影していました。彼らを見つめていると、いつもの自分に戻れる気がします。

カモメ:San Francisco, CA, United States

サンフランシスコには多くの野鳥がいるようですが、野鳥観察をしているわけではないので目に留まったものを素早く撮影しました。代表選手はカモメですが、日本と同じように街中に住む鳥もよく見られました。

テリムクドリモドキのオス:San Francisco, CA, United States

黒い身体に黄色い瞳が印象的なのはテリムクドリモドキ。名前の通り、この鳥を初めて見たときはムクドリの仲間かと思ってしまいました。身体の色は全く異なるのですが、地面を歩きまわる仕草が瓜二つです。

テリムクドリモドキのメス:San Francisco, CA, United States

色違いのこちらはテリムクドリモドキのメスのようです。オスは九官鳥のように艶やかな黒色をしていますが、メスはくすんだ色をしていて優しそうな雰囲気です。

オナガアカボウシインコ:San Francisco, CA, United States

街を歩いていると、突然けたたましい鳴き声と共に鳥の群れが羽ばたきました。これはオナガアカボウシインコです。雑司ケ谷霊園で見かけるワカケホンセイインコと同じように、野生化したオウムのようです。「The Wild Parrots of Telegraph Hill」という本や映画になるくらい、サンフランシスコでは有名な存在のようです。

アメリカカケス:San Francisco, CA, United States

こちらの青いのは、アメリカカケスです。東京でいえばオナガのような雰囲気を思い起こさせる大きさの鳥です。木の高いところでバタバタとせわしなく動き回っていました。

イエスズメ:San Francisco, CA, United States

そして、やっぱり街にはスズメが欠かせません。アメリカはイエスズメという種類で、頭が灰色であることが特徴です。ニューヨークにもいましたが、サンフランシスコでも元気に路上の食べ物をついばんでいました。やっぱりスズメを見ると心が和みます。

仕事で気が張っていましたが、鳥の気配を感じるとすぐに東京を散歩しているときの気持ちに戻りました。鳥たちは種類こそ違えど振る舞いは全く一緒で、それに呼応する私もいつもと同じ振る舞いになります。サンフランシスコまで来て鳥を追っている自分を滑稽に感じましたが、逆に気持ちの余裕を取り戻すことができました。

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