終戦の日に思うこと

八月十五日、それは私たち日本人にとって最も忘れられない日のひとつです。今年は戦後七一年を迎え、当時の様子を知る人は少なくなりました。

東京都足立区西新井:赤トンボ

今年もこれまでと変わらず全国戦没者追悼式が行われ、正午に黙祷が捧げられた後に天皇陛下がお言葉を述べられました。国際情勢が徐々に変わりつつあり、極東アジア地域も少々緊迫しています。確かに太平洋戦争が終了してから七十年経っているのですから、全く何も変わらないほうが不思議ではあります。

私たちが子どもの頃は、米国とソ連の冷戦が続いており、中国も文化大革命から改革開放へと向かう最中でした。核戦争の影や北朝鮮の拉致問題に頭を抱えながらも、日本はある意味で安定が続いていた時期だったと思います。

東京都足立区西新井:フジ

遡ると、江戸時代から明治へ移行したのが1868年で、太平洋戦争が終結した1945年から差し引くと七七年の間があります。またその間にも、日清戦争や日露戦争、日中戦争などがありました。また、すぐ隣の朝鮮戦争は1950年勃発、その三年後に終結しています。現在から六六年前の出来事です。

こうしてみると、日本の周りでは開国前後から百年も経たないうちに何かしら戦争が起こっています。もちろん、近代百年余りの年月は世界的に動乱の時期でした。ですから特別な時期として認識してもよいかもしれませんが、日本から離れた地域では現在でも戦争が起こっています。むしろ、平和が特別なことであり、いつ崩れ去るかはわからないことなのです。

しかしながら、戦争と平和に対してどのような認識を持っても構わないのですが、終戦の日や広島・長崎の原爆投下の日に際して、自分なりに向き合い、少しでも思いを巡らすことは重要だと思っています。また、家族や愛する人々の傍で過ごすことができる喜びは何事にも代えがたいものです。この幸せが末長く続くよう、平和を担う私たちは常に考え続けなければならないのだと思います。

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