先週の土曜日、浅草の浅間神社で開催されている「お富士さんの植木市」に行ってきました。昨年から二度目の訪問です。
「浅草は雷門をくぐって浅草寺まで」という方も多いかと思いますが、その先を歩くと静かな住宅街に中に見所が隠れています。「お富士さん」という名前で地元の人々に親しまれている浅草富士浅間神社もそのひとつで、浅草寺を北に向かってすぐところにあります。毎年五月と六月の最終土曜日と日曜日には「お富士さんの植木市」という植木市が行われ、多くの人で賑わいます。
浅間神社のウェブサイトによると、昔は五月晦日(みそか)と六月朔日(ついたち)、明治以降は富士山の山開きとなる七月一日にちなんで六月晦日と七月朔日に祭日が執り行われるようになり、明治以降は六郷家の下屋敷跡を中心に植木市が立つようになったということです。その頃は入梅(梅雨入り)の時期で植木を移植するのに適しており、この植木市で手に入れた木はよくつくと言われて盛んになったそうです。
雷5656会館から柳通りに入ると植木屋さんがたくさん出店しています。顔ぶれは毎年あまり変わらないようで、馴染みのお客さんも多くいるようです。
山野草、盆栽やミニ盆栽だけでなく、大きな植木やバラなどの西洋のもの、中にはメダカを売っているお店もあります。一軒のみでしたが万年青(おもと)を扱うお店もあるなど、マニアと初心者を満足させるラインナップです。
小松橋通りには屋台が出ていて、家族連れで賑わっています。今回は、ざっと植木屋を見てから屋台で食べ物を買って腹ごしらえをして、また柳通りに戻って物色した植木を買うといったルートでした。肝心の浅間神社にお参りするのを忘れたので、六月にまた行くのもいいかもしれません。
今回は、小さなマイコアジサイとアヤメを購入しました。いいかげん置く場所に困りますが、見るとついつい欲しくなってしまいます。しかしながら、花が主役の植物はあまり持っていなかったので、これからの付き合いがとても楽しみでなりません。今年は六月二十四日(土)と二十五日(日)にも開催されるので、興味の持った方はぜひ足を運んでみてください。
浅草富士浅間神社
〒111-0032 東京都台東区浅草2-3-1
地下鉄/東京メトロ銀座線浅草駅から徒歩7分
地下鉄/都営地下鉄浅草線浅草駅から徒歩7分
東武線浅草駅から徒歩7分
つくばエクスプレス浅草駅より徒歩10分