つくばのコスモ星丸

先日、初めてつくば市を訪れました。四十代の私にとって、つくばといえば「つくば科学万博(国際科学技術博覧会)」をすぐに思い出します。

 茨城県つくば市吾妻:つくばエキスポセンターのコスモ星丸

今まで、つくばエクスプレスは秋葉原で駅の入口を見かけたり、かっぱ橋商店街に行くために浅草駅に降りる程度でしたが、先日は思い立ってつくば駅まで乗ってみることにしました。つくばエクスプレスは地下鉄の延長線上にあるイメージでしたが、ビュンビュンと速度を増しながらひた走るのを肌身で感じて(最高速度130km/h、表定速度は77.7〜112.4km/h)、エクスプレスの名に恥じない素晴らしい電車だったことを実感しました。

 茨城県つくば市吾妻:つくばエキスポセンター

秋葉原からつくば駅まではあっという間で、快速で45分で到着しました。つくば駅は清潔で広々とした景観で、計画された街であることがよく分かります。駅の出口から出てすぐに見えるH-IIロケットは、つくばエキスポセンターのシンボルです。

このセンターは万博の開催に合わせて建設され、第一会場と第二会場に分かれて運営されていました。閉会後、第二会場は恒久施設として生まれ変わり、現在に至るそうです。

 茨城県つくば市吾妻:つくばエキスポセンターのコスモ星丸

施設内に入ると早速、懐かしい「コスモ星丸」が迎えてくれます。正直、このキャラクターが現在も生き続けているとは思わなかったので感動しました。2015年に30周年ということは、もう万博は32年前なのですね。
建物の中のお土産コーナーにも、コスモ星丸のグッズが販売されていました。また、プラネタリウムに続く空間には、当時のつくば万博グッズがところ狭しと飾られており、コスモ星丸もたくさん展示されていました。

 茨城県つくば市吾妻:つくばエキスポセンターのコスモ星丸

小学低学年だった私は、この万博に行きたくてしょうがなかったのですが、親にねだっても受け入れてもらえませんでした。「万博よりもディズニーランドのほうがいいでしょ」と言われて「ディズニーランドはいつでも行けるけど、万博は一度しか行くチャンスがないよ」と主張したのを覚えています。結局、ディズニーランドに行ったのはその二年後だったと今でも恨み節なのですが、そのような思い出も、色あせたコスモ星丸を見ていると懐かしく感じます。

センターの見所はまだまだありますが、私と同じくらいの世代の方は、ぜひコスモ星丸に会いにつくば市に訪れてもらいたいと思います。

つくばエキスポセンター
茨城県つくば市吾妻二丁目9番地
つくばエクスプレス「つくば駅」下車。A2出口より徒歩5分

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