2019年の桜

今週前半は寒い日もありましたが、後半にかけて暖かくなりました。二十四節気は清明を迎えましたが、桜はまだ満開のままです。

東京都豊島区雑司が谷:威光山 法明寺の桜

先週の週末もソメイヨシノはよく咲いていたので、お花見をしてきました。
場所は近年恒例となっている飛鳥山公園です。

東京都北区王子:飛鳥山公園の桜

飛鳥山公園は江戸時代からお花見の名所として有名なのでお花見客が多いのですが、上野公園や千鳥ヶ淵ほどではありません。しかしながら、先週末はいつにも増してすごい人手で賑わっていました。
お弁当やおでん、熱燗などをいただきながらゆっくり花見をして、心も身体もすっかりいい気分になりました。

東京都豊島区雑司が谷:威光山 法明寺の桜

そして、その足でおなじみの雑司が谷へ向かいました。法明寺の参道では毎年桜まつりを開催していて、露店がいくつか並びます。地元客が集まればいっぱいになってしまう広さですが、お寺を背景にした桜がとても美しく、お気に入りのスポットです。

このコラムで何度も登場しているたこ焼き屋さんも毎年出店しているので、ビールのお供に購入しました。

東京都豊島区雑司が谷:川口屋のたこ焼き

さて、来年になったとき「去年の桜はどんなだったかな」と振り返るときのメモとしてこちらに残しておきます。
今年の東京の桜は春分の日には蕾がふくらみ、少し経って開花しました。同じ場所でもそれぞれの個体で開花時期が微妙に異なっていましたが、それは昨年夏の台風の影響だったのかもしれません。開花してからは、寒い日を挟んだので比較的長く見頃が続きました。先週末の日曜(三月三十一日)は暖かく、桜も多く咲いていたのでお花見日和、その後は雨や強風もありましたが今週末もおそらく見頃が続いていることでしょう。

東京都豊島区雑司が谷:威光山 法明寺の桜

新しい年号が発表されましたが、梅が「令和」の由来に関係していることに対して「桜のほうが日本らしい」という意見が少しあったといいます。平安時代にはソメイヨシノは誕生しておらず、梅は菅原道真に代表されるように古来から日本人に親しまれてきましたので違和感はないのですが、桜を見ているとそういう意見を言いたくなるのもわかるような気がします。

私の好きな桜の名所はほかにもたくさんあります。文京区茗荷谷の播磨坂や、目白台の江戸川公園付近など、今週末も散歩をしながらお花見できたらと思っています。

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