その後の築地場外市場

先日、築地場外市場に訪れました。前回訪れたのは場内が閉鎖される直前だったので約五ヶ月ぶりです。閉鎖の影響がないくらいに盛況でした。

東京都中央区:築地場外市場

場外市場に訪れたのは、少し雨がぱらつく土曜日の午前中でした。最近、こちらとは別のサイトを運営しているのですが、その関係の取材でした。また、場内が閉鎖された影響が気になっていたので早く訪れたいと思っていました。

少し支度に手惑い、午前十一時頃に築地に到着しました。信号を渡って場外市場に足を踏み入れると、大勢の観光客で賑わっていました。大半は外国人で、さまざまな言葉が行き交っていました。
ニュースを辿っていくと、場内が閉鎖されて一ヶ月後くらいは客足が減ったという記事がよく見られましたが、最近ではあまり影響がないとの記事も見られ、少々ほっとしています。それでも午前中の客足は減って遅い時間に混雑したり、魚以外の生鮮の売り上げは落ちて包丁など調理器具が売れるようになるなど客側のニーズに変化があるようです。

築地市場の魅力は何と言っても昔ながらの市場の雰囲気にあると思います。失われた場内はもちろん、場外市場にもその魅力は十分に残っています。東京で古き良き市場の風景は次々と失われ、上野のアメ横でさえも飲食店が増えるなど変化が著しい傾向にあります。

文化遺産ともいえる最大のアイデンティティである場内市場が失われ、場外市場は依然として厳しい状況にあると思いますが、いつまでも活気のある姿を留めてほしいと思っています。鮮魚店だけでなく、乾物屋や昔ながらの喫茶店など、魅力的なお店がたくさん揃っています。私ももっと足を運ぶ機会を設けてその魅力を知り、微力ながらも盛り立てていければと思っています。

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