ついに梅雨がはじまりました。雨が多いと外出に困りますが、嫌なことばかりではありません。
少し前に護国寺に訪れたときは梅雨に入っていませんでしたが、紫陽花が美しく咲いていました。
紫陽花の種類は豊富なので覚えることが難しく、私はあまり詳しくありません。野生のガクアジサイやヤマアジサイなどを交配して、さまざまな栽培品種が作り出されているそうです。
護国寺で毎年見事な花を咲かせているのは柏葉紫陽花（カシワバアジサイ）です。細長い房と柏のような葉の形が特徴的ですが、北アメリカ東部が原産だそうです。
手毬の形をした通常の紫陽花も多く花を咲かせています。紫陽花の花は植えてある土のpHによって色が変わるというのは有名ですが、酸性は青色で、アルカリ性は赤色になるといわれています。pHを変えて花の色を変化させることもできるようですが、色が固定されている品種もあるようです。
護国寺の境内を少し歩くと、いつも会う猫がいました。護国寺には多くの猫が住み着いており、けっこう人に慣れています。写真の猫も私が近づ久野もおかまいなしにじっとしていました。
訪れた日は天気が不安定だったので、土が湿っていたのでしょう。切り株を座布団がわりにしていてとても可愛らしかったです。
護国寺は少し高い場所にあるので、ゆったりと空を仰ぐことができます。
雲が夕日を遮って、美しい模様を描き出していました。
近くには首都高があり繁華街の池袋も近いのですが、護国寺周辺はゆったりとした空気が流れています。じめじめとうっとおしい梅雨は一見価値のないもののように思えますが、私はこの季節にこういう時間を過ごすのが大好きです。
