中華調理

何週間か前のコラムで触れましたが、中国の食材を通販で購入して週末に料理してみました。何度も作っているものや初めて調理するもの、いろいろな気づきがあって面白いです。

五花肉

普通のお肉屋さんではあまり手に入らない五花肉(豚のバラ肉)、まとめて購入したら1.4キロにもなり手に余ります。とりあえず作りたかった梅菜扣肉、砂鍋白肉はよいとして、それぞれ500グラム使ったとしても400グラム余ります。

紅焼肉

そこで、上海のレストランでよく食べ、中国人の同僚たちもよく作っていた紅焼肉を作ることにしました。東坡肉も作りたいと思ったのですが、やはり私のルーツは上海。一度は作らないといけないですね。よく仲のよい中国人の友人が「毛沢東も愛した料理だ」と教えてくれていたのを思い出します。

勝手な想像で作るのに何時間もかかると思っていたのですが、煮詰めるのはせいぜい一時間。これなら気軽に作れるし、保存もできそうなので自分のレパートリーに入れておこうと思いました。適当に作ってもなかなか美味しく、気に入りました。

梅菜扣肉

梅菜扣肉は今まで作ったなかで一番の出来かもしれません。梅菜、梅干菜はからし菜の漬物を天日干ししたもので、独特ながらクセのない風味が私の大好物の品です。梅菜を茹でた五花肉と一緒に二時間ほど蒸して完成させます。最後に片栗粉でとろみを出した汁をかけて完成させます。この味は食べたことのある人にしかわからない美味しさで、これがあればご飯は何杯でも食べられます。

茶叶蛋

今回は豚肉のほかにもいろいろ挑戦しました。茶葉蛋は紅茶や中国茶に殻ごと漬けたゆで卵で、台湾などのコンビニのレジ前で売られています。ほのかに茶葉や香辛料の香りが漂います。八角などの香辛料があれば簡単にできるので、皆さんも挑戦してはいかがでしょう。

中華料理いろいろ

そのほか、ジャガイモの千切りを炒めた土豆丝や木耳に黒酢を和えた凉拌木耳、卵を一緒に炒めた木耳炒蛋、たくさん料理して満足しました。調理する段階で食べる前にお腹いっぱいになるのが難点ですが、やはり料理をするのは楽しいです。クリエイティブな意味でも楽しいのですが、私が過ごした上海や大連の友人たちと繋がりあえる気持ちがして、あたたかい気持ちがこみ上げてきます。

皆さんも外出が憚られるこのご時世を利用して、いろいろ料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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