愛しのほおずき

今年もほおずきが花を付けました。2016年に文京朝顔・ほおずき市で購入したものなので、4年目の夏です。

ほおずきの花

最初にベランダにほおずきがやってきたのは2015年。当時は一年で終わる植物だと思っていたので、冬場に枯れたらそのまま廃棄していました。次の年になって新しいほおずきを手に入れて、試しに冬が明けても水をやっていたら、新しい芽が出ることに気がつきました。

それから、毎春になると元気な姿を見せてくれていましたが、年々勢いが衰えていくのがわかりました。昨年は夏頃には元気がなくなり、同じ鉢にアオイスミレが発芽して旺盛に成長していたので、ほおずきの命は途絶えてしまったのだと思っていました。

しかしながら、春になるといじらしそうに小さな芽を覗かせていました。鉢を別に移すときに根の部分も確認したのですが本当に小さくて、よくぞ生きながらえたとしみじみ感動しました。その後はあまり成長していませんでしたが、五月から六月に入って健やかに成長しました。

ほおずきの花

そして、ようやく蕾をつけたと思ったら、白く可憐な花が今年も咲いてくれました。
このほおずきを購入したとき、前年のものよりも茎や葉がたくましく、ごつごつとしていた記憶があります。生命力はありそうだけど意外に芯は弱いのではと思いましたが、実はとても健気な奴なのだと今は思っています。ほかにもベランダには何年も生き続けている植物はありますが、ほとんどが樹木なので安定感があります。そういう点で、このほおずきが今年も花を咲かせてくれたことを嬉しく思っています。

実がなっても赤く染まることはなくなりましたが、ただ生き続けてくれることに感謝しています。最近は異常気象が続くので、管理には細心の注意を払ってあげたいなと思います。

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