小石川植物園の梅2021

週末にひさしぶりに文京区の小石川植物園に行きました。晴れやかな空のもと、可憐に花を咲かせる梅はとても美しかったです。

東京都文京区小石川:小石川植物園 梅

このコラムのアーカイブを調べると、前回訪れたのは昨年の二月。つまり、一年ぶりということです。その日も梅の花を見に訪れたようです。

東京都文京区小石川:小石川植物園

冬の小石川植物園は咲いている花も少なく褐色に染まっていますが、春の兆しがそこかしこに見え隠れてしているので飽きません。池にはメダカのような小さな魚が元気に泳いでいました。あと少し経てば蛙の卵も発見できるでしょう。

東京都文京区小石川:小石川植物園 サンシュユ

ミズキ科のサンシュユの蕾もあと少しで花を咲かせようというところです。花は散開した姿がとても美しく、寂しい背景にとてもよく映えます。

東京都文京区小石川:小石川植物園 ソメイヨシノ

ソメイヨシノはまだまだ蕾が小さく、日を重ねるに連れて大きく成長していきます。今年もおおっぴらに花見はできないでしょうが、一面に広がる薄紅色の風景を思い浮かべるとわくわくしてきます。

東京都文京区小石川:小石川植物園 梅

梅の木は満開のものが多く、白、桃、紅色とさまざま。普段から見物客がごったがえすことはありませんが、訪れたときも皆適度な距離を保って穏やかに花を眺めていました。

東京都文京区小石川:小石川植物園 椿

椿はもうそろそろ終わりというところですが、まだまだ美しい花を咲かせています。小石川植物園のツバキ園は約八十品種が揃っていますが、私がお気に入りなのは園の中心にあるクスノキ。樹齢三百年と言われ、植物園のなかでも最古の一本であるそうです。また、シジュウカラ、メジロ、ヒヨドリなどの野鳥が飛び交い、美しい鳴き声を聞かせてくれました。

植物の中にいると、本当に心が洗われます。外出の自粛が続きますが、まわりに配慮しながら訪れてみるとよい気分転換になると思います。

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