フイリヒメガマとミズトラノオ

ゴールデンウィークを過ぎて冬の寒さはまったく感じられなくなり、ベランダの植物が元気に育っています。水鉢の水生植物も順調ですが、今年は新たに二種類ほど仲間を加えました。

セリとフイリヒメガマ

昨年仲間入りしたのはワタスゲとセリ。セリは匍匐枝(ほふくし)を伸ばして鉢から抜け出た苗のほうがよく成長しています。繁茂するので剪定しますが、若芽を食べてみるととてもよい香りがします。

ワタスゲは白い綿毛をつけるのですが、昨年はとくに変化は見られませんでした。今年こそはと思って枯れた草をすいていたら、根元のほうに綿毛を発見しました。見えないところで頑張っていたのですね。

水鉢

そして、今年はフイリヒメガマとミズトラノオを加えました。フイリヒメガマは園芸用に改良された斑入品種のガマです。鉾のような穂の形が特徴的で「蒲鉾」の語源になった植物です。通常のガマよりも背丈は低いのですが、80センチから120センチほどに成長します。

ミズトラノオ

ミズトラノオは日本や中国、韓国などに分布し、淡い紫色の花をつけます。この植物も背が高く、最大で50センチほどになるそうです。

数えると、この水鉢だけで13種類の植物が同居していることになります。少々多いのでメダカの酸素を確保してあげるために剪定しなければなりませんが、今のところメダカたちは元気です。

水鉢とヒメダカ

生い茂る植物の間をメダカたちが探検するように泳いでいて、なんだか楽しそうです。その光景を眺めながら、私自身が水鉢のなかを泳いでいく姿を想像するのが癒しのひとときです。

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