スズメノテッポウ

雑草は種類が多く、見慣れているのに名前のわからないものばかりで奥が深いです。最近は撮影するだけで植物名がわかるアプリがリリースされていますが、条件によって判明できない場合も多くて苦労します。

スズメノテッポウ

イネ科のスズメノテッポウも道端や土手にたくさん生えているものの、名前を知らない植物のひとつです。そもそも、この地味な植物の名前を知るきっかけがありません。

私がこの植物に注目したのは、ベランダの雑草を植えている鉢に生えてきたからです。外からやってきた雑草をほかの鉢から移すので、さまざまな種類の植物が集まります。

スズメノテッポウ

スズメノテッポウはイネ科スズメノテッポウ属で背が高く、葉が細長いのでイネの仲間であることがわかります。細長い棒状の穂を伸ばし、小穂から黄色い葯(やく、おしべ)が出てきます。草笛で親しまれているそうです。

有史以前に日本にやってきた帰化植物なので、古墳時代や平安時代の人々もこの植物を知っていたのかと思うとなんだか浪漫を感じますね。

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