本格的に梅雨に入り、ベランダの植物が元気に育っています。しかしながら、毎年ハダニが深刻な被害を及ぼします。
なかにはハマヒサカキのようにハダニの攻撃をもろともしない植物もありますが、ほとんどは被害を受けます。よく効果的だといわれる葉の裏に水をかける方法ですが、毎日行わなければなりません。
今年もいくつかの植物にハダニが付き、葉を枯らしていました。とりわけクマヤナギの被害が大きく、枝に付いた葉のすべてがかさかさになってしまいました。長寿梅やニレケヤキも時間の問題というところです。
昨年から異なる農薬のローテーション散布を行っていたので、ダニ系に効果のあるものを散布することにしました。一週間経つとクマヤナギは新しい葉に生え変わり、ほかの植物も復活しました。
今年はさらにもう一種類、ダニに特化した農薬をローテーションに加えることにしました。商品が異なるだけでなく、薬品の用途や有効成分に違いがあるものを揃えるのがポイントです。
鉢植えの植物からハダニが減ることによって、農薬が使えない水鉢の植物たちへの被害を抑える効果も期待できます。自然のままに育てるのが理想ですが、なかなかそうもいかないのが自然の厳しさといったところでしょうか。