文章の大切さ

最近は若いメンバーにトレーニングをする機会が多く、毎日どのように伝えようかと四苦八苦しています。とりわけ自身の考えを整理して伝える術(すべ)を伝授するのは難しく、過去の経験だけでなく関連書籍を漁っています。

ツバメ

頭の中にある考えを相手にきちんと伝えるには、最初に伝えるべきことを整理しないといけません。思考法でいえば、論理的思考(ロジカルシンキング)です。ざっくり「根拠」と「結論」に分ければ、ある程度は自分の考えを整理できます。

もちろん、相手の立場を考慮することや言葉の選び方など気を配ることはたくさんあります。それでも、一度に多くのことに気を配ると混乱するため、まずは考えを整理することから始めるといいと思います。

私も若い頃は思考法なんてよく知りませんでしたし、今でも何を伝えたいのかわからなくなることはあります。それでもある程度整理できるのは、本を読んだり、文章を書いたりすることが大きく影響していると思います。文章に触れることは頭の中のものを形としてとらえることができるため、整理がしやすいのです。また、読む、書くという行為は文章をインプットし、アウトプットすることです。二方向の視点で文章に触れることは理解力が大幅に増します。

仕事でこのようなことをトレーニングするには、どのあたりから手をつけるべきか悩みます。プレゼン資料の作成にからめるのがいいのか、それとも基本まで遡り、読書感想文や小論文に取り組んでもらったらよいのか悩みます。教えることも「自身の考えを整理して伝える術」の一端なので、私自身もさらに勉強に励まないといけないと思っています。

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