すこし前にインターネットで話題になった、道路に描かれている菱形のマーク。あれは「前方に横断歩道または自転車横断帯あり」を意味するそうです。
基本的には信号のない横断歩道の前にふたつ並んでいるそうですが、教習所で教わっても半数が忘れており、信号機のない横断歩道にいたっては人が渡ろうとしても停車しない人が一割以上いるそうです。
状態が悪い菱形のマークも多いようです。意識して観察してみると、かすれているものが結構あり、運転手が気付けないものもあるのではないでしょうか。ただ、もし気づいていたとしても横断歩道で停車しない人もいるので、その存在意義に多少の疑問があります。
こんな話題を取り上げたのは、先日横断歩道で轢かれそうになったためです。信号機のない横断歩道を渡ろうとしたら、軽トラックが突っ込んできました。踏切の近くだったのでスピードは遅かったのですが、私に気づき急停車しました。歩行者優先と思っていたため私が渡ろうとすると、さらに車は私を待たずに先に進もうとしました。
運転手は片手をあげて謝る素振りをしていましたが、おそらく日常的に横断歩道を意識していないのだと思います。ぶつかったとしてもたいした怪我はしなかったでしょうが、私の母のような高齢者なら非常にリスクが高いです。これからの高齢化社会に向けて、運転手も歩行者も歳をとっていきます。あらためて道路交通法は遵守すべきだなと思った出来事でした。