王子稲荷の凧市2017

今年の初午となる二月十二日、王子稲荷の凧市に出かけました。昨年に引き続き週末だったので参道は人で賑わっており、とても活気がありました。

東京都北区王子:王子稲荷稲荷の凧市

当日は気温は低めでしたが晴れていて、縁日を過ごすには最適な陽気でした。昨年と変わらずたくさんの店が参道の両脇に軒を連ね、美味しそうな匂いを醸しています。

東京都北区王子:王子稲荷稲荷の凧市

こちらの縁日のお店の特徴は、大盛りの焼きそばとお好み焼きです。どちらも一人で食べきれないほどの量で、キャベツや焼きそばがたくさん詰まっています。さらに、その上に食欲をそそる玉子が載せられていて、彩りも鮮やかでついつい店の列に並んでしまいたくなります。

東京都北区王子:王子稲荷稲荷の凧市

たこ焼きも通常の縁日に比べて多く出店していますが、大きいものから小さいものまでバラエティに富んでいます。縁日によって出店の特徴が異なるのも面白いと思います。

東京都北区王子:王子稲荷稲荷の凧市

お好み焼きでお腹を満たしてから、王子稲荷へ参拝に向かいます。
お祭りのない日は人はまばらなので、すぐに参拝することができるのですが、凧市は多くの人で溢れているので十数分待つことになります。

東京都北区王子:王子稲荷稲荷の凧市

王子稲荷は参道から少し高い場所にあるため、少し急な階段を上っていきます。他の参拝客と同じように四列に並んでしばらく待つと、美しい装飾が施された社殿へと案内されます。
参拝を終えると社殿右奥にある狐のお穴に向かい参拝を続けるのですが、その途中には凧を売るお店が凧市の期間限定で二店舗出店しています。
狐のお穴側のお店は威勢の良い店主の声が響いています。このお店は浅草の鷲神社でも出店しています。

東京都北区王子:王子稲荷稲荷の凧市

もう一店は授与所の右手、手水舎の脇にテントを張っていますが、こちらは火防けの凧が中心の品揃えです。神社で授与される火防けの凧も魅力的なのですが、こちらのお店の凧は手刷りが中心でより味わい深い魅力があります。

東京都北区王子:王子稲荷稲荷の凧市

写真の凧の横にある包みのような束は、凧を並べて縛ったものです。一品一品、均一に形を作らないとこのようにまとまらないと思いますが、これらは全て手で作られた職人芸によるものです。「このように作るのは簡単じゃないよ」と説明するお店の方自身が手掛けられたそうで、興味深いお話をいろいろとしていただきました。

東京都北区王子:王子稲荷稲荷の凧市

種類も豊富なので、お土産としても喜ばれそうです。こちらのお店も毎年出店されているようなので、凧市に出向く機会があればぜひ覗いてみることをお勧めします。

王子稲荷神社
東京都北区岸町1-12-26
JR王子駅、都電王子駅、東京メトロ南北線王子駅から徒歩10分

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