二代目ミニトマトの開花

あと何日か経つと二十四節気は立冬(りっとう)を迎えます。酉の市も始まって、いよいよ冬も目前となりました。

東京都豊島区雑司が谷 大鳥神社:酉の市

朝晩は冷え込む日も増え、野良猫たちも少し寒そうにしています。夏に大輪の花を咲かせていたムクゲも葉だけになり、紅葉したケヤキが葉を落とすと本格的な冬が始まります。

ミニトマトの花

そんな中、夏前に種を植えたミニトマトが開花しました。
約二年間、たくさんの実を付けてくれたミニトマトがあったのですが、この七月に枯れてしまいました。「もうそろそろ終わりかな」と思って果実から種を取り出し、密かに植えていました。すると、元気な芽がいくつも伸びてきたので、それぞれ四鉢ほどに分けて育成しました。

中には大きくなる前に枯れてしまったものもありましたが、大半はすくすくと成長しました。いちばん大きく育っているものは、すでに先代の風格を兼ね備えています。そして、約一ヶ月前から蕾が出来始め、二週間前から次々と小さな黄色い花が咲きました。

アオイスミレ

これまで病気が流行ったり、猛暑に悩まされたりと、うまくサポートできずにいくつか植物を枯らせてしまったのですが、実生させて次の世代を育てることができた植物もあります。クマヤナギは一昨年の夏に枯らしてしまったのですが、今年に芽吹いた新芽は大きく成長しています。アオイスミレは冬場のことを考えて新しい種を採取して、無事芽吹かせることに成功しています。

ホオズキ

それとは逆にミニトマトと共に約二年生き続けてきたホオズキですが、土の取り替えタイミングが遅かったのか今年の冬を越えるのは難しそうです。うまくいかないことも多いのが園芸ですが、ミニトマトのように元気に育ってくれると本当に嬉しく思います。

ミニトマトの花

さて、花を咲かせてくれたのは嬉しいことですが、今はその花を摘んでしまおうかどうか迷っています。
なぜなら、基本的に植物は花や実を付けると体力を消費してしまい元気がなくなるからです。この時期に実をつけるとなかなか大きくなりませんし、赤い色に染まるのも遅く、負担をかけてしまうのではないかと心配しています。ミニトマトの鉢はいくつかあるので、冬を越せるかどうかそれぞれ試してみるのも良いかもしれません。

苗を買った当初の目的は薄れてしまっているので、共に生きるパートナーとして末長く一緒に過ごせたらいいなと思っています。

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