雑司が谷大鳥神社の例大祭2019

先週の土曜日と日曜日は雑司が谷の大鳥神社の例大祭でした。昨年もお参りしましたが、今年も足を運びました。

東京都豊島区雑司が谷:大鳥神社の例大祭

雑司が谷は鬼子母神堂のほうが有名ですが、大鳥神社も地元の人びとにとっては重要な氏神として愛されています。

東京都豊島区雑司が谷:大鳥神社の例大祭

元々は鷺明神として鬼子母神内に祀られていましたが、明治の神仏分離によって遷座されました。現在地の前は大門けやき並木の料亭蝶屋に仮遷、つまり雑司が谷案内処がある場所だったといいます。

東京都豊島区雑司が谷:大鳥神社の例大祭

例大祭には、露店が並んではなやかな印象になります。今年は毎年出店しているおなじみのたこ焼き屋さんではなく、別のお店が出ていました。

東京都豊島区雑司が谷:大鳥神社の例大祭

たこ焼きを目当てにしていましたが、すぐにあきらめて焼き鳥屋さんへ向かいます。こちらの焼き鳥屋さんもおなじみで、鬼子母神のお祭りの際にもよく出店しています。夏の日差しを避けながら、日陰でビールと一緒に味わう焼き鳥は格別です。

東京都豊島区雑司が谷:大鳥神社の例大祭

子どもたちも多く集まるお祭りなので、露店も子ども向けのところが目立ちます。私が子どものころも縁日や夏祭りでよく遊んだので、今の子どもたちの気持ちが手に取るようにわかります。こういう体験はいつまでも引き継がれていってほしいものです。

東京都豊島区雑司が谷:大鳥神社の例大祭

氏子であるいくつかの町内ではお神輿が渡御します。子ども神輿を合わせると、かなりの数になります。宮入りのお囃子のために、神楽殿では太鼓が出番を待ちます。

東京都豊島区雑司が谷:大鳥神社の例大祭

老若男女が大鳥神社の境内で、思いおもいの時間を過ごします。参拝をする人、御朱印を待つ人、露店の食べ物を頬張る人。活気がありつつも、なごやかな時間が過ぎていきます。

東京都豊島区雑司が谷:大鳥神社の例大祭

お神輿が宮入りすると、神楽殿にはなやかな音色が舞います。慣れた手つきでお囃子を演奏する方々は格好よく、見とれてしまいます。

東京都豊島区雑司が谷:大鳥神社の例大祭

雑司が谷から少し離れて池袋西武あたりまで行くと、大人のお神輿が渡御していました。大鳥神社は池袋東口(池袋東口親和町会)の氏神でもあります。私も経験したことがありますが、繁華街でお神輿を担ぐのはとても気持ちのいいものです。明治通りを歩く若者も足を止めて眺めていました。

東京都豊島区雑司が谷:大鳥神社の例大祭

東京は普通に生活していると、季節を感じる余裕がなかなか生まれません。ましてや、その土地の神様を意識する機会なんて滅多にありません。しかしながら、神社やその祭礼に立ち会えば、季節や神様を身近に感じることができますし、自分の住む地域を愛する豊かな気持ちになれるのではないかと思います。

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