早いもので、このコラムを始めてから一年が過ぎました。
いつもサイトをご覧いただいている皆様に、あらためてお礼申し上げます。
「塩澤源太のウェブサイト」と題して、サイトを立ち上げたのが2013年の9月1日。
初回は小説「センチメンタル」に登場する文京区の雑司ケ谷霊園のコラムでした。
それから毎月5日、10日、15日、20日、25日、30日の計六回を目処に更新、今回で七八回を迎えることができました。
出版やキャンペーンの告知などもありますが、ほとんどはコラムとしてテーマを考え、できるだけ写真を添えています。正直、更新日には憂鬱になることもありましたが、自分の普段思っていることはどういうことなのか、人に伝えたいものとは何なのかということを思案する癖ができたので、執筆はもちろん日々の生活にも大きく役立っています。
しかしながらウェブに掲載する、いわゆるブログの型式なので、文章を簡潔にするために深いところまで描ききれないもどかしさもあります。簡潔でありながら要点をしっかり抑え、さらに面白みを加えることができたら一人前と思いますが、まだまだそこまでは至っていないのは大きな課題と思っています。
それでもこのコラムを楽しみしてくれている読み手の方もいらっしゃるので、大きな励みとなり、執筆を続けてこれたのだと思います。
当面は、百回を目標としてコラムを続けていきたいと思います。
さてここで、評判のあったコラムを少し紹介いたします。
最も反響があったのは、先日更新した私の祖母についてのコラムです。
「祖母のこと」
芸者だった祖母の写真と、ひとりの女性の希有な人生。
やはり人を惹きつけるものは「人の魅力」なのだなと思いました。孫の自分もそのようにありたいと思いますが、なかなか辿り着けないだろうなと思います。
「飛行機から見える風景」
自然検索で訪れる人が多かったのは、ちょっと変わった場所から見る風景のコラムです。
即物的といってはなんですが、そういったものをウェブで求める傾向が多いなか、「見下ろす 空」「美しい空 景色」など、曖昧なものを求めて検索する人も多いのだな、と面白く感じました。
「告知:「パルテノペ」無料総合4位」
昨年行なったAmazon Kindleでの無料キャンペーンについてのコラムです。
私のサイトは作家の方に見ていただく機会がやはり多いのですが、同業者の動向が気になるのは当然と思います。そういった方たちに向けた情報を掲載するほうがアクセス数は伸びるのでしょうが、私は敢えて控えるようにしています。
「センチメンタル(短編集):テーマ曲を公開しました」
小説「センチメンタル(短編集)」のテーマ曲を発表したときのコラムも多くの方に見ていただきました。rosco motion orchestraの美しい楽曲をたくさんの方に聴いていただきたかったので、発表できたときは本当に嬉しかったです。
この他、私の幼い頃の写真が載っているものや、実家の猫、道端の野良猫にまつわるコラムも好評でした。これからも多くの方々に親しんでいただけるようなコラムを執筆できるよう努力していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。